え、まあ、趣味とか雑事とかだぜ?
BlogPet 今日のテーマ 中国の歴史は有名ですよね
「一番好きな歴史上の人物は?」
李白。
あとは管仲とかかなぁ。老子は歴史上の人物と言えるかどうかわからないからパス。
楚荘王も大人物だな
あとは管仲とかかなぁ。老子は歴史上の人物と言えるかどうかわからないからパス。
楚荘王も大人物だな
勿論、エピソードや人柄が好きなんですが、李白の場合は詩と言う遺物がありますからね。
牀前月光を看る
疑うらくは是地上の霜かと
頭を挙げて山上の月を望み
頭を下げて故郷を思う
だったかかしら、そういう詩です。
何とも言えない美しさ。
夜中なんでしょう、ベッドのから見ると地面が月光で輝いているんです。
一瞬、霜でも降りたのか? と思う。
良いですね。
黄色く輝いてるわけじゃなく、白く冷たい光の反射なんですね。
そして頭を振り上げて、向こうの山を見る、実際の目で見るわけですね。
で、頭を下げて、今度は思い出の目で遠い故郷を見るわけです。
この頭の上下運動と外面、内面が対応しているのも綺麗です
あと、この人は大変な酒豪で、月下独酌という酒好きの代表歌のようなものもつくっている。
春の夜、一人で飲んでると、月が出て影が出来て、じゃあ、俺と月と影と三人で一杯やろうじゃないの、っていう詩です。
この人の極め付けはやはり死に様で、言い伝えによると、舟中でおおいに酔い、川面の月を掬おうとして溺れて死んだのだそうで。
管仲は『管鮑の交』の管仲ですね。
この人はいわば軍師で王の補佐官、宰相です。
覇者桓公の宰相ですが、新しい法律を作った革新家で、かなり公正な人だったようです。
とにかく内政に優れ、頭の回転が早く、桓公と管仲で天下を覇したわけですね。
この人のエピソードでは逆説的なんですが、彼が死んでから斉はもう大変な落下だったようで、桓公が死んでも骨肉相食む状態が続いて、死体は腐乱し、蛆が溢れたと言う。
で、楚荘王ですが、この人も春秋時代の覇王ですね。
何が好きかって、大人物らしいエピソードに溢れているところ。
まず、この人が即位した三年間のはなし。
全然仕事しない。
ぐーたらを極めて、酒と女の日々。
当然、佞臣、悪臣は本領を発揮して悪事にふけったり遊びまくったりするわけです。
とうとう見るに見かねた一人の家臣がこう言った。
「ある鳥がいます。三年間鳴かないし、飛ばない、こいつは何ですか?」
「その鳥は羽ばたけば天に届き、鳴けば人々を畏怖せしめる鳥であろう。わかってる。下がれ」
そののち、再び諌めるものがあって荘王は立ち上がる。
まず悪臣や佞臣を全て処罰した。
次に正しい家臣、及び市井の者でも優秀なものを全て引き上げた。
ようはぐーたらな振りをして選別してたわけ。
あとは「絶纓」というエピソードがあります。
荘王が宴会を張る。
武将達が集まってやんやの盛り上がりで、皆良い感じに酔って来る。
と、突風が一陣。
ロウソクの火が消える。
ある武将がその拍子にお后の身体に触ってしまった。
流石覇王のお后というとか、咄嗟にその武将の帽子のヒモ(纓)を引きちぎった。
「今、この私に無礼を働いたものがおる。私はその者の纓を引きちぎった、明りを付けよ、誰が無礼者か知れるであろう」
と、お后は言った。
しかし荘王は呵々と笑って
「よし、皆の者、急いで自分の纓を引きちぎって捨てろ!」
と言ったそうな。
結局、明りが付く前にみんなが引きちぎったものだから、犯人はわからずじまい。
……それから後、一人の武将が難しい戦で大戦果を挙げた。
荘王が褒めると「恩に報いたまでです」
「はて? 何の恩かな?」
「私こそが、あの夜に纓をちぎられたものなのです」
というわけで、この荘王は大変度量が広くて、でかい感じの人でいいですね。
楚と言う国は中原の諸王からは蛮族とみなされていたし、荘王自身も周と言う国家体制や伝統に束縛されない人だった。
だから大胆にも周王家の『王家の証』のような『九つの鼎』をさえ奪おうとした。
「例の鼎だが、どの程度の重さなのかね?」
と周の家臣に聞いたエピソードは有名です。
こんな質問をされて、一同は震撼した。
重さを聞くと言うことは、それを奪って持ち帰る準備があると言う意味でもある。
これが故事成語「鼎の軽重を問う」なわけです。
牀前月光を看る
疑うらくは是地上の霜かと
頭を挙げて山上の月を望み
頭を下げて故郷を思う
だったかかしら、そういう詩です。
何とも言えない美しさ。
夜中なんでしょう、ベッドのから見ると地面が月光で輝いているんです。
一瞬、霜でも降りたのか? と思う。
良いですね。
黄色く輝いてるわけじゃなく、白く冷たい光の反射なんですね。
そして頭を振り上げて、向こうの山を見る、実際の目で見るわけですね。
で、頭を下げて、今度は思い出の目で遠い故郷を見るわけです。
この頭の上下運動と外面、内面が対応しているのも綺麗です
あと、この人は大変な酒豪で、月下独酌という酒好きの代表歌のようなものもつくっている。
春の夜、一人で飲んでると、月が出て影が出来て、じゃあ、俺と月と影と三人で一杯やろうじゃないの、っていう詩です。
この人の極め付けはやはり死に様で、言い伝えによると、舟中でおおいに酔い、川面の月を掬おうとして溺れて死んだのだそうで。
管仲は『管鮑の交』の管仲ですね。
この人はいわば軍師で王の補佐官、宰相です。
覇者桓公の宰相ですが、新しい法律を作った革新家で、かなり公正な人だったようです。
とにかく内政に優れ、頭の回転が早く、桓公と管仲で天下を覇したわけですね。
この人のエピソードでは逆説的なんですが、彼が死んでから斉はもう大変な落下だったようで、桓公が死んでも骨肉相食む状態が続いて、死体は腐乱し、蛆が溢れたと言う。
で、楚荘王ですが、この人も春秋時代の覇王ですね。
何が好きかって、大人物らしいエピソードに溢れているところ。
まず、この人が即位した三年間のはなし。
全然仕事しない。
ぐーたらを極めて、酒と女の日々。
当然、佞臣、悪臣は本領を発揮して悪事にふけったり遊びまくったりするわけです。
とうとう見るに見かねた一人の家臣がこう言った。
「ある鳥がいます。三年間鳴かないし、飛ばない、こいつは何ですか?」
「その鳥は羽ばたけば天に届き、鳴けば人々を畏怖せしめる鳥であろう。わかってる。下がれ」
そののち、再び諌めるものがあって荘王は立ち上がる。
まず悪臣や佞臣を全て処罰した。
次に正しい家臣、及び市井の者でも優秀なものを全て引き上げた。
ようはぐーたらな振りをして選別してたわけ。
あとは「絶纓」というエピソードがあります。
荘王が宴会を張る。
武将達が集まってやんやの盛り上がりで、皆良い感じに酔って来る。
と、突風が一陣。
ロウソクの火が消える。
ある武将がその拍子にお后の身体に触ってしまった。
流石覇王のお后というとか、咄嗟にその武将の帽子のヒモ(纓)を引きちぎった。
「今、この私に無礼を働いたものがおる。私はその者の纓を引きちぎった、明りを付けよ、誰が無礼者か知れるであろう」
と、お后は言った。
しかし荘王は呵々と笑って
「よし、皆の者、急いで自分の纓を引きちぎって捨てろ!」
と言ったそうな。
結局、明りが付く前にみんなが引きちぎったものだから、犯人はわからずじまい。
……それから後、一人の武将が難しい戦で大戦果を挙げた。
荘王が褒めると「恩に報いたまでです」
「はて? 何の恩かな?」
「私こそが、あの夜に纓をちぎられたものなのです」
というわけで、この荘王は大変度量が広くて、でかい感じの人でいいですね。
楚と言う国は中原の諸王からは蛮族とみなされていたし、荘王自身も周と言う国家体制や伝統に束縛されない人だった。
だから大胆にも周王家の『王家の証』のような『九つの鼎』をさえ奪おうとした。
「例の鼎だが、どの程度の重さなのかね?」
と周の家臣に聞いたエピソードは有名です。
こんな質問をされて、一同は震撼した。
重さを聞くと言うことは、それを奪って持ち帰る準備があると言う意味でもある。
これが故事成語「鼎の軽重を問う」なわけです。
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