おもしろい記事

「週刊文春」という雑誌がありますね。
好きか嫌いかと言うとあまり好きではありません。

文言春秋という大看板の週刊誌版なのかと思いきや、卑屈でひがみっぽくゴシップ的でいやらしい。
僕は好きではないです。
重箱の隅的に「あら」を突いてしたり顔をするインテリ連が見え隠れしてるような。

テレビ批判や低俗批判をするんですが、「あんたも格好だけで同じでしょ」という感じがする。
それなのに嘲笑的。
嘲笑と言うのはどうもスノッブの得意技のような気がしている。
ビアスやアレのような嘲笑は強すぎる酒を飲んだような、ギクッ、として、クラッ、とするものがある。
でもそういうわけじゃない。
だれでも出来るつまらない嘲笑……某掲示板で良く見かける程度の嘲笑……をインテリ眼鏡の奥で自信満々に光らせているように見える。
悪意がある。
いちいち例は出せないが、週刊文春に対しては、そういう嘲笑じみたところを注意してみて見れば良い。
嫌になるくらい多いから。

でも、おもしろいのもありますよ。
一番おもしろいのが伊藤理沙さんの一コマ漫画かな。
絶対くすぐられる。
っていうか、この人の事が好きになります。

あとは土屋先生とか竹内女史とか福岡先生はおもしろいです。
あ、劇団ひとりさんも勿論おもしろいですよ、でも印象は薄いです、雑談を聞いてる感じで。

で、その竹内さんのやつなんですけど。
自殺の話の末、ゴリラは死についてどう思っているのか、という話が書いてあったんです。


ゴリラのココ、手話が出来るゴリラです。
そのゴリラに「死ぬって？(かなり略してます）」って聞いたそうです。
そしたら「眠る」と答えた。
「死んだらどこ行く？」
「苦労の無い穴に。さようなら」

答えとしては当たり前と言うか子供っぽいと言うか。
でも僕はじーんときたな。
複雑さよりも、この単純さを聞きたかったのかもしれない。
この、単純な事を。