え、まあ、趣味とか雑事とかだぜ?
『rize』という映画を見ました。
LAの黒人スラムっぽい地域のことを描いたドキュメンタリ映画。
ピエロのトミーってやつがダンスで子供達を更生させて行く。
以下、ネタバレ感想など
LAの黒人スラムっぽい地域のことを描いたドキュメンタリ映画。
ピエロのトミーってやつがダンスで子供達を更生させて行く。
以下、ネタバレ感想など
日本人として生活している以上、色々な文化風俗に触れることがある。
同国人の中にも、色々な文化を選択して生きているのを目の当たりにすることがある。
ホストみたいな恰好している人もいれば、黒人みたいな恰好している人もいる。
jポップしか聞かない人もいれば、四十年代以前のブルースを愛聴する人もいる。
日本人は割と黒人文化を受け入れているようだ。といっても「アメリカ黒人文化」と言った方が性格だろう。
ヒップホップっぽいスタイルとかの人をよく見る。
キャップを被ってだらっとしたTシャツを着て、パンツを低くはく。
ヒップホップやR&Bはチャートをにぎわしている。
元々R&Bやブルースから始まったロックもだ。
エグザイルというグループがいて、良くは知らないのだが、黒人っぽい格好をして、そういう感じの歌を歌って踊っている。
JBとスライとPファンクくらいしかファンクは知らないが、彼等の音楽はえぐい。
歌詞にしても音にしてもコッテリしている。
欲望が強くて、自己顕示欲が強くて、図太くてパワフルだ。
フェラ・クティもそうだ。
暑苦しいくらいだが、全然嫌みな感じはない。有り余る自信をスカッと外へ出しているし、踏まれたら立ち上がるだけの馬力がある。
言いたい事は全部言う。
彼等のルーツが僕にそう思わせているだけなのだろうか? その可能性もある。
あるいはその体格の所為だろうか?
日本人が黒人文化を取り入れるとき、その精神性も羨望を持って取り入れているようだ。
どうもしかし我々日本人と外国人との差はあるらしく、なんとはなしの違和感を感じざるを得ない。
これは多分、ほとんどの輸入文化がそうなのだろう。
その「我が我が」と押し出しの強い精神性が妙にふかふかして見える。
元来、我が強い人もいるだろうし豪放磊落の性情の人もあるだろう。
そういう人がどう見えるかしらないが、僕が普段見る限りでは、あまり感心して見れるような人はいない。
よく日本人は「根無し草」だと言われるが、そうかもしれない。
僕のこの違和感は、ほとんどの輸入文化に対して、多少なりともあり、かく言う僕も輸入文化のまっただ中にいて、今聞いているのはYESだし普段着は洋装だ。
そんなに深刻な思い煩いじゃあない、ちょっと思う時がある、という程度だ。
いや、違和感を覚えるのはそればかりではなくて、実は和服や浴衣などにも違和感を覚えることがある。
それが「日本的なるもの」だとしても、その姿がしっくりと納得できない。
一つは着慣れていない姿のみっともなさだろうし、一つは見慣れていない眼の所為でもあろう。
いくら和装や日本の文化を口にすれども、もはや現代人から離れてしまったそれは「かつての」日本の文化と言う言い方の方があっているだろう。
それだったら茶碗や刺身皿や箸、団扇なんかの方が日本文化だ。
これは実にしっくりくる。
それからTシャツにも違和感はない。どうやら日本文化のうちに入ってしまったらしい。
明らかに「黒人文化」と見える格好をするのは、いわば「ポンチョとテンガロンと拍車のついたウェスタンブーツ」の格好をしているのと変わらない。
スーツ姿も輸入文化だが、こちらは見慣れている。
時々思うのは、日本人が黒人の恰好してちょっとそういう押し出しの強いヒップホップをやっているところを当のアメリカ黒人が見たらどう思うのだろう?
ひっくりかえせば、アメリカの黒人が日本人な恰好してアニソンとか新内とかやっている感じじゃないだろうか。日本人っぽい発音に近づけようとしてたりするんだけど、やっぱりその地の部分が出て、なんかちょっと違う、みたいな。
これは、ロックがそうだったわけで、「所詮輸入文化だ、日本人によるロックは出来ない」「日本人による日本のロックはできるのか」なんてのをやっていた時期がある。
ようやく映画の話。
この「rize」ってドキュメンタリ映画の舞台になっているのはLAのちょっとやばい地域だ。
ギャングや暴力事件、ドラッグ、アル中、そういうものがひしめいている。
子供達もまともに育つかどうかわからない。
望んで生まれた子ばかりでもないだろう。
そこにピエロのトミーという男がいる。彼は路上でダンスをし、子供達を更生させていく。
そういう下地と彼等の肉体的な血や体格から、生まれた「クランプ」というダンス。
映画としてはまあ面白かった。
というよりも「オー、格好いい」てのが一番強い。
あとはスラムは大変だ、ということ。
印象に残ったのは、ハリウッドには行きたくないと言ってた子のとこかな。ハリウッドに行ったら、あそこの人達はみんな顔を上向けて歩いてる、私達は下を向いて歩いている。
スラムに住んでいる人達はやっぱり脅えて生きてるんだな、と思った。
で、何を一番思ったかと言えば、輸入文化の馴染まなさというか、ライフスタイルや感覚から自生的に生まれたものは確かに格好いいものもあるが、それをそのまま輸入したって格好よくはならないのだろう、ということ。
体格も違い、環境も違い、種族も違うこの人達の踊りを見た後に、ヒップホップスタイルの人を見ると何だかちぐはぐな感じがする。
それは日本人の為に用意された姿じゃあない。
外人の教則ビデオ
日本人の教則ビデオ
見比べてみると、やっぱり何かが違う。
rize
同国人の中にも、色々な文化を選択して生きているのを目の当たりにすることがある。
ホストみたいな恰好している人もいれば、黒人みたいな恰好している人もいる。
jポップしか聞かない人もいれば、四十年代以前のブルースを愛聴する人もいる。
日本人は割と黒人文化を受け入れているようだ。といっても「アメリカ黒人文化」と言った方が性格だろう。
ヒップホップっぽいスタイルとかの人をよく見る。
キャップを被ってだらっとしたTシャツを着て、パンツを低くはく。
ヒップホップやR&Bはチャートをにぎわしている。
元々R&Bやブルースから始まったロックもだ。
エグザイルというグループがいて、良くは知らないのだが、黒人っぽい格好をして、そういう感じの歌を歌って踊っている。
JBとスライとPファンクくらいしかファンクは知らないが、彼等の音楽はえぐい。
歌詞にしても音にしてもコッテリしている。
欲望が強くて、自己顕示欲が強くて、図太くてパワフルだ。
フェラ・クティもそうだ。
暑苦しいくらいだが、全然嫌みな感じはない。有り余る自信をスカッと外へ出しているし、踏まれたら立ち上がるだけの馬力がある。
言いたい事は全部言う。
彼等のルーツが僕にそう思わせているだけなのだろうか? その可能性もある。
あるいはその体格の所為だろうか?
日本人が黒人文化を取り入れるとき、その精神性も羨望を持って取り入れているようだ。
どうもしかし我々日本人と外国人との差はあるらしく、なんとはなしの違和感を感じざるを得ない。
これは多分、ほとんどの輸入文化がそうなのだろう。
その「我が我が」と押し出しの強い精神性が妙にふかふかして見える。
元来、我が強い人もいるだろうし豪放磊落の性情の人もあるだろう。
そういう人がどう見えるかしらないが、僕が普段見る限りでは、あまり感心して見れるような人はいない。
よく日本人は「根無し草」だと言われるが、そうかもしれない。
僕のこの違和感は、ほとんどの輸入文化に対して、多少なりともあり、かく言う僕も輸入文化のまっただ中にいて、今聞いているのはYESだし普段着は洋装だ。
そんなに深刻な思い煩いじゃあない、ちょっと思う時がある、という程度だ。
いや、違和感を覚えるのはそればかりではなくて、実は和服や浴衣などにも違和感を覚えることがある。
それが「日本的なるもの」だとしても、その姿がしっくりと納得できない。
一つは着慣れていない姿のみっともなさだろうし、一つは見慣れていない眼の所為でもあろう。
いくら和装や日本の文化を口にすれども、もはや現代人から離れてしまったそれは「かつての」日本の文化と言う言い方の方があっているだろう。
それだったら茶碗や刺身皿や箸、団扇なんかの方が日本文化だ。
これは実にしっくりくる。
それからTシャツにも違和感はない。どうやら日本文化のうちに入ってしまったらしい。
明らかに「黒人文化」と見える格好をするのは、いわば「ポンチョとテンガロンと拍車のついたウェスタンブーツ」の格好をしているのと変わらない。
スーツ姿も輸入文化だが、こちらは見慣れている。
時々思うのは、日本人が黒人の恰好してちょっとそういう押し出しの強いヒップホップをやっているところを当のアメリカ黒人が見たらどう思うのだろう?
ひっくりかえせば、アメリカの黒人が日本人な恰好してアニソンとか新内とかやっている感じじゃないだろうか。日本人っぽい発音に近づけようとしてたりするんだけど、やっぱりその地の部分が出て、なんかちょっと違う、みたいな。
これは、ロックがそうだったわけで、「所詮輸入文化だ、日本人によるロックは出来ない」「日本人による日本のロックはできるのか」なんてのをやっていた時期がある。
ようやく映画の話。
この「rize」ってドキュメンタリ映画の舞台になっているのはLAのちょっとやばい地域だ。
ギャングや暴力事件、ドラッグ、アル中、そういうものがひしめいている。
子供達もまともに育つかどうかわからない。
望んで生まれた子ばかりでもないだろう。
そこにピエロのトミーという男がいる。彼は路上でダンスをし、子供達を更生させていく。
そういう下地と彼等の肉体的な血や体格から、生まれた「クランプ」というダンス。
映画としてはまあ面白かった。
というよりも「オー、格好いい」てのが一番強い。
あとはスラムは大変だ、ということ。
印象に残ったのは、ハリウッドには行きたくないと言ってた子のとこかな。ハリウッドに行ったら、あそこの人達はみんな顔を上向けて歩いてる、私達は下を向いて歩いている。
スラムに住んでいる人達はやっぱり脅えて生きてるんだな、と思った。
で、何を一番思ったかと言えば、輸入文化の馴染まなさというか、ライフスタイルや感覚から自生的に生まれたものは確かに格好いいものもあるが、それをそのまま輸入したって格好よくはならないのだろう、ということ。
体格も違い、環境も違い、種族も違うこの人達の踊りを見た後に、ヒップホップスタイルの人を見ると何だかちぐはぐな感じがする。
それは日本人の為に用意された姿じゃあない。
外人の教則ビデオ
日本人の教則ビデオ
見比べてみると、やっぱり何かが違う。
rize
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