帰って来たぜ！

待たせたな。

というわけで四国は香川へちょっくら行ってきました。
リフレッシュして帰って来たよ。

色々面白い事もありましたし、美味しいものも食べました。
『鶏づけ丼』ってのを食べたんですが、これが上手いのなんの。タタキにした鶏の漬け丼なんですが、卵を掻き混ぜて食べると、もう……。

香川は瀬戸内海ですので、波の穏やかな海の景色に霞んだ小島が幾つも浮いている景色が見えます。
徳島や愛媛の方へ向かうと一転して山また山。
決して大山があるわけではないのですが、低い急峻な山々が連なります。
その山海の対比は驚かされます。
まるで昔話のような雰囲気ですね。

そういえば、ちらりと小耳に挟んだのですが、四国が日本の発祥だと言う説があるらしい。出雲系の神々は全て四国から始まった、大国主命はじめ、建御名方神などは四国が発祥だと言う説。
聞いてみれば中々成程の説らしいが寡聞にして僕はまだ知りません。

確かに香川ではよく出雲大社のお守りを見ましたし、香川一のお社は金刀比羅宮でして、そこの祭神は大物主すなわち大国主命ですしね。
とはいえ金刀比羅宮の中には色々な神社がありまして、崇徳天皇の白峰神社……これは新院の遠流の地が当地であることからでしょう、それから旭社と言ったか、名を正確には覚えていないのですが、そういうお社があって、ここには別天津神（ことあまつかみ）、天地創造に関わった神様達ですね、それが三柱祀られていたように記憶しています。
また古い神社では大山祇命の御社があるそうで、オオヤマツミといえば、コノハナサクヤやイワナガの父ですから、日本武尊の神社もあります。オオヤマツミの本社は県を跨いで愛媛にあるそうです。
また祓戸神（はらえどのかみ）の神社もありまして、この神様はお祓いの神様です。
それから火に関する神を五柱祀ったのもありました。
いやぁ、総合商社も良いところですね、豪華絢爛というか、あれもこれもというか。

そもそも「こんぴら」の名でわかるように金刀比羅宮は本地垂迹の時代には神仏習合、ようはお寺だったわけですね。
神社は神宮寺としてあったのでしょうか。
古くは金比羅大権現と言ったそうで。
金刀比羅宮は奥の社があり、そこにはお寺の名残、修験道の雰囲気が残っています。
階段を1300段以上登った一番奥の御社は巌魂神社というので、そこの岩肌には天狗の顔が掘り抜かれていました。

しかし、この宮はずっと階段なのでしんどいです。
宝物館や御書院には応挙や若沖があり、銘備州長船の一振があるんだそうですが、とてもじゃないですが、全部回れませんでした。
汗まみれになること必至。