ピアニスト

なんでドラムだけドラミストじゃなくてドラマーなんだろうね。

辻井さんのCDが売れているそうです。
あまりクラシックに馴染んでいない人が興味持ってくれたら良いね。
音楽は、歌詞と単純なメロディとドラムパートだけではないのです。
一種の快感装置ですよ。
和音や展開や響きあいや、なんだかそんなに詳しくは知りませんが、イメージ豊かにして、音に吸い取るようにして聞くのが一番気持ちいいと思います。僕はね。

彼は盲目だそうですが、テレビで盛んに「盲目の」と言うのはちょっと気になりますね。
「盲い」という言葉が差別用語にあたるかどうかはさておいて、もし彼が気にしているんだとしたら、何度も言われる方が辛いでしょうし。
あんまり「盲目の」とか「ハンディを」とか「眼が見えないからこそ」とか沢山言うのはどうかな、と思う。
表現として正しいかとか差別用語がどうだという事ではなく、人の心を傷つける可能性がある、という話。全ての表現媒体や情報発信媒体は、人の心を傷つける可能性をはらんでますよ、ってこと。
で、その責任は社会的に堂と言うよりも倫理的に背負うべきだろうね。
ただ、まあ、僕は「盲目」というのは身体的特徴だと思いますけど。
それに気にしてないんだったら、いらんおせっかいだね。

それから、もし偶々もっと優れた人が居て、辻井さんが二位だったらテレビはどうしたんだろうな、とも思います。
こんなに持ち上げないだろうな。

やっぱり理想的なのは日本で先に報道して欲しいです。
外国で評価されて「わあ、すげぇや」じゃなくて、「わあ、すげぇや」って言ってから外国で評価してもらいたいです。
日本人としてはね。
毎日同じ顔の芸能人を追ってないで、色々な人を取り上げて欲しいものです。