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「カッパ」と言う名が良く知られているこの妖怪は、大変全国的な展開を見せている。
例えば、東北の方ではカワパコ、ガワタロ、メドチなどと呼ばれるし、中部地方ではエンコ、近畿ではシリヌキ、カワロ、四国でシバテン、エンコウ、九州でヒョウスボ、ガラッパと言った具合に土地にあわせて名を変え広まっている。

もともとは水神と縁が深かったり、山神と関係があったりと複雑ではあるようだ。
「エンコウ」の名からわかる様に「猿公」でもある。
猿である。
河童は時期によって山に登り別の妖怪になるという話もあるが、この“猿”の字はその事を示唆するのかもしれない。

そういえば、河童と「沙悟浄」を結び付ける人もいるがあれは妙な話だ。
河童は日本の妖怪で、川や湖にいるものだ。
一方で沙悟浄は別に河童とは関係は無い……そもそも西遊記は中国の話なのだから日本の妖怪が出るのも妙なのである。

河童と言えば、頭の皿だ。
本当かどうかはしらぬが、あの頭の皿についてはいささか無気味な話がある。
“水子”と関係するものだ。
あの頭の皿は、間引かれた赤児の頭を叩き割った形だと言うはなしだ。
……かつて生活難に面して生まれた子供は殺された。
食べ物はないし面倒を見るヒマもないのに生まれた子供は、迷惑でしかない。
だから間引いたのだ。
つまり殺した。
頭を叩き割って殺した。
ために、水子の霊は妖怪と化し、頭は扁平な形になっているという話である。
水辺に関係しているのは、赤児を川に流して捨てたからである。
かつて川原は不浄物を捨て去る場所であったから、死体を流す事自体を訝ることはない。
そうするとこれもありえない推測ではないが、不気味である。

河童は面白い性質が幾つかあって、金物がダメだったり、万能の膏薬を持っていたり、両腕が繋がっていたり、相撲を取りたがったり、シリコダマを抜いたりする。
こういう性質を考えると、例えば「河童=カワウソ」説を疑いたくもなる。
これだけ色々な話が伝わっているのに、ほぼ無害なカワウソと結び付けるのはいささか強引に思う。

いったいこやつはなんなのだろう?
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