え、まあ、趣味とか雑事とかだぜ?
肉食の是非はさておいて、ステーキを食べるときって普通ナイフとフォークを使いますよね。
あれって、ナイフは多分、刀剣と同じ類いのナイフですよね。
死んだ肉にまで刀を使うんだね、どうりで西洋人は血なまぐさい。なんていう皮肉もありますが。
ところで、フォークってのは、もとをたどるとなんなのでしょう?
ちょっと調べてみた。
あれって、ナイフは多分、刀剣と同じ類いのナイフですよね。
死んだ肉にまで刀を使うんだね、どうりで西洋人は血なまぐさい。なんていう皮肉もありますが。
ところで、フォークってのは、もとをたどるとなんなのでしょう?
ちょっと調べてみた。
フォークってのは、やっぱりあの形状通り「鍬」が原型だそうです、農具のクワね。
「ピッチフォーク」と言う、干し草なんかを拾ったりするものですが、一般的にフォークと言えばこのピッチフォークのことでした。
欧州の人々はどのように食事をしていたかと言うと、ナイフと手で食べていたらしいです。
スプーンやスプーン状のものはかなり古くから存在していたようですが、現在の様に一般化されておらず、一部の人々が多用し後はあまり使わなかったようです。
基本的には手で食べる。
ついインドを想像してしまいます。
テーブルクロスと言うのは、手で食べる必然上、手を拭く用途もあったようです。
で、フォークが利用される出したのはいつかというと、十一世紀の頃だそうです。
ちょうど中世ですが、1099年に十字軍遠征が行われ、アラビア諸国の“先進文明”が大いに流れ込んで来た時期でもあります。
中世世界と言うと「暗黒時代」などと古い歴史家が言ったために進歩から見放されていたように見えがちですが、そうでもなかったようです。
確かに教会が中心となった平坦な構造を持った部分もあったのでしょうけど。
ともあれ、進んだ文明はむしろイスラム圏のほうだったわけで、その文明を吸収するような時期だったわけですね。
その頃のイタリアで生まれたそうです。
用途は専ら「とりわけ」であったそうな。
「フォークは料理を口に運ぶ道具」という考えがまだ無かったんでしょうね。
市民全般に普及したわけでもないと思います。
確かに便利ではありますが、なきゃないで別に良い道具ですし、現代の様に情報と量産はありませんでしたし。
でも、スパゲッティをフォークで口に運ぶじゃないか、イタリア人は?
どうもシチリア王フェルディナンド一世が関係あるらしいです。
18世紀、時代的にはフランス革命の時代の人です。
イタリアの上でフランスがテンテコマイになっている時、この人はナポリ王でもありまして、性は生まれついて温厚、善良、社交的だそうですが、なにぶん学問に疎くサインもまともに書けなかったそうです。
で、奥さんであるマリア・カロリーナはあのアントワネットのお姉さんですから、勿論神聖ローマ帝国の教育をばっちり受けている。
典型な「あもーれ、かんたーれ、まんじゃーれ」のヘタリア男と素晴らしく理性的でしっかりしたゲルマン娘。
フェルディナンドの方がぞっこんだったらしいんですが、夫婦仲はよかったようです。
まあ、反対の性格どうしの方が上手くいくのかな。
カロリーナは政治の実権も握り、かなり有能に、それこそ近代史に名を残すほどの働きをしたそうですが、晩年はナポレオンにナポリを追われたり過度の心労からアヘンに走って故郷オーストリアへ引きこもり、寂しく死んだそうです。
閑話休題。
当時の一般的な民衆はスパゲティを手づかみで食べていました。
パスタはイタリアの主食ですよね、メニューにも「パスタ」と「アンティパスト」ってあるくらい。
スパゲティの食べ方として、みんな手で掴んで高く引っ張り挙げて、それを食べていたらしいんです。
下品に見えますか、カロリーナもそう思ったらしいです。
でも民衆好きだったナポリ王は意に介さず毎日スパゲティを出しては手で食べていたそうです。
で、カロリーナはこういう下品な仕草は体面に悪いからと言うことで、どうにか上手く食べる方法はないかとシェフに相談した。
シェフはフォークってのはどうか、と思いつく。
というわけで、フォークがパスタに広く使われる様になったそうです。
そういえば、スパゲティを食べるのにフォークとスプーンを一緒に使うのはイタリアではやらない、と言うのを見ました。
知らなかったなぁ。
僕の家では昔からスパゲティを食べるのにスプーンは出てこなかったので。
スパゲティをくるくる丸めて食べるのが正式だそうですけど、あれって結構失敗しますよね。
でかい球になってしまうことがある。
フェルディナンドの時代では、まだ丸めて食べなかったんじゃないかと思います。
確か、昔はソバみたいな感じに食べていたと読んだことがありますから。
「ピッチフォーク」と言う、干し草なんかを拾ったりするものですが、一般的にフォークと言えばこのピッチフォークのことでした。
欧州の人々はどのように食事をしていたかと言うと、ナイフと手で食べていたらしいです。
スプーンやスプーン状のものはかなり古くから存在していたようですが、現在の様に一般化されておらず、一部の人々が多用し後はあまり使わなかったようです。
基本的には手で食べる。
ついインドを想像してしまいます。
テーブルクロスと言うのは、手で食べる必然上、手を拭く用途もあったようです。
で、フォークが利用される出したのはいつかというと、十一世紀の頃だそうです。
ちょうど中世ですが、1099年に十字軍遠征が行われ、アラビア諸国の“先進文明”が大いに流れ込んで来た時期でもあります。
中世世界と言うと「暗黒時代」などと古い歴史家が言ったために進歩から見放されていたように見えがちですが、そうでもなかったようです。
確かに教会が中心となった平坦な構造を持った部分もあったのでしょうけど。
ともあれ、進んだ文明はむしろイスラム圏のほうだったわけで、その文明を吸収するような時期だったわけですね。
その頃のイタリアで生まれたそうです。
用途は専ら「とりわけ」であったそうな。
「フォークは料理を口に運ぶ道具」という考えがまだ無かったんでしょうね。
市民全般に普及したわけでもないと思います。
確かに便利ではありますが、なきゃないで別に良い道具ですし、現代の様に情報と量産はありませんでしたし。
でも、スパゲッティをフォークで口に運ぶじゃないか、イタリア人は?
どうもシチリア王フェルディナンド一世が関係あるらしいです。
18世紀、時代的にはフランス革命の時代の人です。
イタリアの上でフランスがテンテコマイになっている時、この人はナポリ王でもありまして、性は生まれついて温厚、善良、社交的だそうですが、なにぶん学問に疎くサインもまともに書けなかったそうです。
で、奥さんであるマリア・カロリーナはあのアントワネットのお姉さんですから、勿論神聖ローマ帝国の教育をばっちり受けている。
典型な「あもーれ、かんたーれ、まんじゃーれ」のヘタリア男と素晴らしく理性的でしっかりしたゲルマン娘。
フェルディナンドの方がぞっこんだったらしいんですが、夫婦仲はよかったようです。
まあ、反対の性格どうしの方が上手くいくのかな。
カロリーナは政治の実権も握り、かなり有能に、それこそ近代史に名を残すほどの働きをしたそうですが、晩年はナポレオンにナポリを追われたり過度の心労からアヘンに走って故郷オーストリアへ引きこもり、寂しく死んだそうです。
閑話休題。
当時の一般的な民衆はスパゲティを手づかみで食べていました。
パスタはイタリアの主食ですよね、メニューにも「パスタ」と「アンティパスト」ってあるくらい。
スパゲティの食べ方として、みんな手で掴んで高く引っ張り挙げて、それを食べていたらしいんです。
下品に見えますか、カロリーナもそう思ったらしいです。
でも民衆好きだったナポリ王は意に介さず毎日スパゲティを出しては手で食べていたそうです。
で、カロリーナはこういう下品な仕草は体面に悪いからと言うことで、どうにか上手く食べる方法はないかとシェフに相談した。
シェフはフォークってのはどうか、と思いつく。
というわけで、フォークがパスタに広く使われる様になったそうです。
そういえば、スパゲティを食べるのにフォークとスプーンを一緒に使うのはイタリアではやらない、と言うのを見ました。
知らなかったなぁ。
僕の家では昔からスパゲティを食べるのにスプーンは出てこなかったので。
スパゲティをくるくる丸めて食べるのが正式だそうですけど、あれって結構失敗しますよね。
でかい球になってしまうことがある。
フェルディナンドの時代では、まだ丸めて食べなかったんじゃないかと思います。
確か、昔はソバみたいな感じに食べていたと読んだことがありますから。
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