ロンド・ファン・フランデレン

さぁ、さて、デ・ロンド・ファン・フラーンデレン。
ツアー・オブ・フランダース。
でございます。

いやぁ、やっぱりいいなぁ、シャヴァネル。
シルヴァン・シャヴァネルはやはり良い仕事します。
今年は特に期待が高まりますね。
もちろん、デヴォルデルは強かった。
最後のゴールシーンのガッツポーズも高得点ですね。
クイックステップは良いキャラ多いし、若手もがんばってるし、期待させるね。

そうだ。
このスタート地点のブリュージュという町なんですが、大変に綺麗な町だそうです。
『死都ブリュージュ』
というローデンバックの傑作がありますが、あれなんかもこのブリュージュと言う町の魅力、言ってしまえばブリュージュが主役と言った小説です。
この町はルネサンスの時代には運河があり大変に栄えていたそうですが、どういうわけか運河が衰退し、寂れてしまった。
だから「死都」なんていうわけです。
まあ、話の筋はさておいて、昔の栄華の名残として、今でも町の教会にはラファエロの作品があったりして過去が忍ばれます。

……が、それも十九世紀末までの話だそうで。
今では『死都ブリュージュ』の名前も売れに売れ、寂れた赴きなんぞありもせで夏には観光客がごった返す時もあるそうな。
おもしろいものです。

自転車レースのおもしろいのは、そういうのも含めて「海外の風景を堪能できる」ってとこですね。
「あー、ガードレール無い道が多いな」
とか
「石畳だ」
とか
「やっぱり家に特色があるなー」
とか
そんなこと言ってるだけでも十分に面白くみれます。
実際、うちの母はそうです。
内容はわからないけど、僕が見ている傍らで風景ばっかり見て楽しんでいます。